旅の空でいつか

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《カフェRにて》_gakerさんリクエストありがとうございました!

  1. 2012/11/26(月) 21:01:51|
  2. ふらっと。(ごく短い読み切りたち)
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  4. | コメント:6
※作品一覧はコチラです


みなさまこんばんは、春です*^^*
今月中にアップできましたぁ−−−!!

クラップ1111でリクエストを頂いた
ブログ『やおよろず書評』のgakerさんへの捧げ物です。
「青春、恋愛、現代、短編」 で書かせて頂きました。

舞台は『カフェR』ですが
『真空パックと虹色眼鏡の物語』未読でも、全く、完全に、問題ないです。
いつもの人たちが出てくるくらい・v・

ブログで書くには、ギリギリ短いと言えるか言えないか、のライン上にある程度の文量ですが……
そして、ご想像とはちょっと違ってしまっているかもしれませんが……
受け取って頂けると嬉しいです*> <*

gakerさん、リクエストありがとうございました!!!!


それでは
《続きを読む》よりおすすみください☆




***************


この店に最初に訪れたのは、昨年の春先の頃だ。
「最近私、常連さんなのよ」と、妻が大層機嫌良く教えてくれた。
家を出て駅の方面に向かって歩き、大通りを超えてさらに進んで
小道をいくつか進んだあたり。
「どうしてこんな場所に」と疑問を持たずにはいられない程の
閑静な住宅街の中頃にその店はあった。
あたりにある普通の戸だての住宅と同じ外観をしている。
しかしよく見れば小さな看板がかかっていて
『カフェR』と、ささやかな文字で書かれていた。

昨年の春、会社を辞めた。この時勢にはありがたい、円満な定年退社だ。
大学を卒業して以来、長らく勤め続けた愛着のある会社だ。
間違っても「出世頭」とは言えないが
妻を養い、子ども二人を大学まで進ませ、どちらの子も結婚して家を出るまで
不自由なく暮らさせて来た。
あとは妻と二人、静かに、しかし悠々と老後を迎えようと思っていたのだ。

初めてこの店に来た、定年退社を数週間後に控えたある日、妻は言った。

「私、来月から働きに出ますから」

寝耳に水だった。
年金が支払われるまではまだ少し間があったが、
それまでは苦労なく生活できるだけの蓄えもあったし、
支給期間が始まってから貰える額だって、贅沢さえしなければ十分のはずだった。
それが、なぜ。

おれが理解できないうちに妻はとっとと話しを進め、
生じた亀裂の和解もできないうちに時は進み、
妻は今、活き活きとした様子で働いている。
仕事をしていた時は満足に家族を顧みることが出来ず、妻には随分と苦労もかけたことと思う。
だからこれからは、その分も静かに、穏やかに、二人きりの生活を楽しんで行こうと考えていたのに。

わからないものだな、と思う。

妻とは以来、あまりうまくいっていない。
生じた亀裂は埋める間もなく
その幅を日々、僅かずつ広げていっている気がする。

途方にくれるとは、まさにこういうことを言うのだろう、という心地だ。
この店を紹介した妻は、今日もパートで帰宅は夕方になる。
それでおれは一人、今日も『カフェR』に来ているのだった。
「甘いものは苦手なんだ」と伝えはしたが、残してもいいですからと
試食用らしい、少し大きめの一口サイズに切った新メニューのケーキをもらって以来、
妻とは度々、この店を訪れた。
「甘い物が苦手でも、お気持ちを頂けただけで嬉しい気持ちになるでしょう?」
そう言って、妻は笑っていたものだった。
突然の「来月から働きます」宣言の後で戸惑いながら
その時はおれもどうにか、笑顔でこたえたはずだった。
パート仕事に慣れて来たらしい去年あたりから、妻はあまりこの店にも来なくなった。
今では常連は妻ではなく、おれの方なのだ。

***

「お待たせいたしました」

若い男性の店員がオーダーしたコーヒーを運んでくる。
彼はこの店を営んでいる夫婦の子ではないらしかったが
夫婦との間柄は親しげで、おそらくは遠い親戚か何かなのだろう。
ひょろりとした印象の男だ。
背が高く、顔が小さく、腕も脚も長い。
写真の中にでもいるのであれば今風の格好いい様子なのだろうが
こうして目の前で見てしまうとどこかアンバランスだ。
「あら可愛い子。アイドルみたい」と妻は言ったが
同時に「ちゃんと食べているのかしら」と心配もしていた。
体の線が、細すぎる。
そのせいだろうか。どこか浮世離れしたような、近付き難いような雰囲気を感じてしまうのだ。
彼はどうやら、夫婦とともに店を住居にしているようで
この夫婦の元にいるのであれば、食に困るようなことにもなってはいないだろうけれど。

(……ふむ、最近また細くなったように見えるな)

カップを置いてカウンターに戻って行く彼の背中を見つめながら思う。
少し前の季節までは、せっかく随分と血色のいい様子になっていたというのに。

彼の血色が良好に見えるようになった理由を、今ではこの店の常連であるおれは知っている。
彼に、彼女ができたのだ。

もちろん直接彼からそう聞いたわけではない。
しかし隠す気もなかったのだろう。変化は一目瞭然だった。
随分と可愛らしい、気の強そうな少女だった。
端から見ている限りでは、少女におされる一方のようだった彼は
けれど、それまでの地に足のついていないような頼りない様子を潜めさせて
随分と明るくなったように見えた。
……親しく会話を交わしたこともない店員にこんなことを思うのもおかしな話なのかもしれないが
彼もその彼女も、ちょうど自分の子どもらと近い年代だ。
つい、保護者のような目線を送ってしまう。

彼は少し、我が弱すぎるように見受けられた。
このまま彼女に感化されてしまえばよいのだと、こっそり応援していたのだけれど。

(やはり、わからないものだな)

あれほどうまくいっている様に見えた二人は、
けれどどうやら、すでに別れてしまっているらしい。
当然、確かな時期はわからないが、おそらく夏の頃だろう。
その頃を境に、彼女はめっきり店に顔を出さなくなってしまった。
彼の表情がまた少し沈んで、
以前のような閉じた雰囲気を感じさせるようになったのもその頃だ。
おそらく、間違いない。

(がんばれ、兄ちゃん)

心の中でこっそりとエールを送る。
彼はまだ若い。
青春を謳歌するにはぴったりの年代で、
恋愛を楽しむのにもちょうどいい年代のはずだ。
青春からも恋愛からも遠ざかってしまったおれは、
だからせめて、彼のそれらを応援してやりたいと思う。
もちろん、これもこっそりとだが。
仕事もなく、妻との距離もはなれてしまったおれの
それが唯一の楽しみだった。

***

打つ手の思いつかないほのかな侘しさと、
大きな変化のない、ずっと続くと思っていた安定した日々は
しかし崩れた。
それも、妻との亀裂を大きく広げる形で。

きっかけは些細なことだった。
パートから帰って来た妻に、掃除の仕方で文句を言われたことだ。
曰く、部屋の隅に随分とほこりがたまっていると。
掃除機はわりとマメに、二日おきにかけているのだが
ヘッドを取り替えるのが手間で、隅のほこりは
いつもついつい、放っておいたままにしてしまっていたのだ。

「……そんな言い方をすることはないだろう。
 だいたいなんだ、お前こそ、この一年は碌に家のことはしていないだろう」

カチンときたままにそう言ってしまったのが悪かった。
軽口程度の文句を言っただけだったはずの妻は、
何が引き金になったのか、随分と怒ってしまったのだ。

「毎日の朝夕の食事だって、休日の掃除・洗濯だって、私がやっているでしょう」

突然激しくなった口調の勢いに面食らう。

「だからって、おれだって、慣れないことを考えてやっているんだ。
 掃除が少しくらい甘くなったっていいだろう。死ぬわけでもあるまいし」

落ち着いて言ったつもりだったが、妻の機嫌は悪くなる一方だった。
「私が家事をしていた時は、あなたはもっと細かいところまで文句をつけてきた」と。

「……」

覚えがなかった。
けれど、確かに言ったかもしれない。言ったような気がする。

「あなたは仕事のことばっかり。
 それでいつも偉そうに、文句を言うばかりだったじゃないですか。
 子どものことも私に任せきりで、
 小さいあの子たちを育てながら毎日大変だったのに、
 洗い物がたまっているだとか、洗濯物は夕方になる前にきちんとしまえだとか、
 そんな細かいことばかり言って。
 自分のことは棚に上げて、よく私にそんな文句が言えますね」

落ち着いてくれ、と、言えればよかったのだろうか。
けれど妻のこの言葉には、おれも我慢ができなかった。

「それがお前の仕事だろう。
 おれが仕事ばかりだったのだって、全てお前たちのためじゃないか。
 誰のおかげで今まで生活できてこられたと思っている。
 専業主婦を望んでいたお前に、おれはそうさせてきてやったはずだ」

おれは間違っていない。
おれは正しいことを言った。
だからこれには、妻も返す言葉などないはずだろうと、
熱くなった頭で思った。
しかし。

「あなたは、私やあの子たちがこれまで生活できたのは
 全て、あなたの力だったとでも言うつもりですか」

妻の返しは鋭かった。
一瞬にして熱が冷え、軽く血がひくような心地がした。

「いや、そうは言っていないが……」

「では、どういうつもりで言ったんですか。
 まるで私がしてきたことは、何の意味も価値もなかったか、
 あなたに比べて随分と役に立たなかったかのような言い方だったじゃないですか」

これはまずい。
脳内で「まずい」という言葉が何度も浮かんだが
妻に言うべき言葉は何一つ浮かんでくることはなく、取り繕えない。
失言だった。それはわかっている。
けれど妻が指摘したようなことを
おれはたしかに、ずっと考えていたような気がする。
そういうものだと思っていた。
信じて疑ってもいなかったことだ。

「それに」

妻はさらに続けた。

「私がいつ、専業主婦になりたいと言いましたか」

「なに……」

「あなたは、それも覚えてらっしゃらないんですね。
 上の子ができて、これを機に結婚しようとなった時、あなたが言ったんじゃないですか。
 自分は結婚する相手には家のことをしっかりとやって欲しいのだと。
 片手間に仕事をするのではなく、パートナーとして、家を守って欲しいと」

(あ……)

言った。たしかに。これは覚えている。
妻にプロポーズして、それを受け入れてもらった直後のことだ。

「専業主婦は、私ではなくて、あなたの望みだったでしょう。
 あの時代は今よりももっと、夫の支えがなければ外での仕事など続けてはいられませんでしたからね」

恐怖のような、怒りのような感情が湧いた。

「じゃあお前は、おれのせいでずっとそうして来たというのか……?」

妻は一瞬、息をのんだ。

「そういうわけじゃあ、ありませんよ」

という、おれの望んだ妻からのこたえは、たしかに返って来た。
ただし、深いため息の後で。

そうしてその言葉の後には、こう続けられた。

「ただ、あなたにとって私は
 パートナーではなく“面倒をみてやっている”相手だったということがわかって、
 ……なんだか、力が抜けてしまったんですよ。
 一緒にやってきていたと、ずっと信じて思ってきた自分が、情けなくて。
 そう思っていたのが私だけだったなんて、……だって、虚しいじゃないですか」

(違う……)

今度は「違う」という言葉が脳内にこだました。
けれどやはり、言葉がうまく出てこない。
黙ったままのおれをおいて、妻は寝室にあがって行ってしまった。
一人取り残された部屋で、何が違うのか、一つだけわかった。
おれが先ほどまで感じていたのは、
恐怖でも怒りでもなかった。

取り戻せない年月を重ねて来てしまったことへの大きな後悔と、
それがわかっても妻に何を返せばいいのかわからない、途方もない不安だったのだ。

***

決定的なケンカをした翌朝、
妻はいつも通り朝からパートの仕事に出かけ、
その音をおれは布団の中で聞いていた。
家の鍵が外からかけられて、それからさらに10分程してから起き上がる。
何もないかな、と思ったが
リビングのテーブルには、いつも通り、おれの分の朝食が用意されていた。

ただの習慣でテレビをつける。
いつも通りの顔ぶれで、
いつも通りのワイドショーでは、いつも通りのコーナーが放映されている。
湧かしたお湯を注ぐだけのスープを作ってから、
少し冷めかけてはいるが、まだ十分温かい食事に手をつける。

煩いワイドショーの笑い声を聞き流しながら、
妻と結婚し、一緒に暮らし始めてからの年月を数えてみる。
おれが大学を卒業してから3年目のその年から、定年して2年目の今日まで。

(……随分と長いものだな)

子を産むので入院していた時を除けば
妻は毎日欠かさず、風邪をひいていたときでさえ、おれの分の食事を用意し続けてくれていたのだと、あらためて気づく。
いったい何食分になるのか、すぐには計算しきれない。

いても立ってもいられない気持ちになった。
たまりかけていた洗濯物を洗濯機につっこみ、
掃除機を……部屋の隅はきちんと吸い口の細いものに変えてかけて、
棚の上やテーブルの上を綺麗に拭いて、洗い物をすませた。
濡れたキッチンの水滴を拭き取ってから
洗い上がった洗濯物を干し、
そこまでをかつてないスピードと勢いと気合いの入れようとですませてみても、
気持ちはおさまらなかった。
落ち着かないまま着替えて、何となく髭も綺麗にそってから家を出た。
それから、駅前に最近できた焼き牛丼屋で昼食をとる。
この数年は目に見えて、重いものはなかなか食べられない胃になっていたのだが、久方ぶりにぺろりと平らげてしまった。
食後に出された温かい、けれど粉の浮くようなほとんど白湯のような緑茶を飲み干して、
このままではダメだ、と思った。

このままではダメだ。
何を、今さら、どうしたらいいと言うのか。
それはわからなかったが、ひとまず自分は落ち着くべきだ、ということだけはわかっていた。
こんな薄っぺらい茶では、落ち着くものも落ち着けない。

それでおれは、この日も『カフェR』に向かうことにしたのだった。

***

小さなドアベルの音を響かせてから
落ち着かない心を隠すように、意識してゆっくりとフロアに入る。
前にこの店を訪れてから一週間、いや、もう少し経っていたか。

「あら、今日はいつもよりお早いですねぇ」

カウンターにいたのは、店主の1人である女性だ。
やせ気味の彼や、おれ以上に馴染みらしい客たちからは「しろさん」と呼ばれているのを聞いたことがある。

客のことをよく見ているのだな、と思う。
おれがいつもこの店を訪れるのは15時を少しまわったころで、
それから駅前のスーパーで夕食の材料を買って帰るのだ。

「……」

彼女ほどきちんと妻のことを見ていたら
こんなことにはならなかったのだろうなと、考えても意味のないことを思う。

フロアの中は静かだった。
やせ気味の彼の元彼女や、友人が来ている時を除けば、この店はいつも静かだ。
けれど今日の静けさはいつも以上で、カーテンの開けられた窓から注ぐ日差しでさえ煩く感じてしまう程だ。
フロアには自分以外の客の姿は見えない。
いつも「しろさん」と並んで立っているはずの、彼の姿も。
彼はそういえば、週末は店を開けていることが多かった。

「あぁ、今日は日曜でしたか?」

仕事を辞めて以来、曜日感覚というものがなくなってしまっていた。
妻のパートの仕事は月ごとのシフト制で
時間は決まっているが、出勤する曜日はまちまちだ。

「木曜日ですよ。祝日です」

あぁ、そうだったか。
そうだそういえば、朝見たワイドショーは平日のものだったじゃないか。
(落ち着け、落ち着け)
自分に言い聞かせる。

「いつもの、ミルクは多めのホットコーヒーでよろしいですか?」

にこやかに「しろさん」に尋ねられる。

「あぁ、……いや、今日はミルクはなしで、いつもより濃いめがいいかな」

「かしこまりました」と、またにこやかな様子で返された。

やがてカウンターからは、くつくつと湯の煮える音が聞こえてきた。
カップが温められ、それからコーヒーの匂いがフロアに漂いはじめ、
ゆったりとした彼女の所作に見入ってしまう。
美味しいコーヒーの淹れ方などおれにはわからないが、丁寧な仕事ぶりだと思う。
50の年を迎える前まで、妻も毎朝、コーヒーを淹れてくれていた。
コーヒーが緑茶に変わったのは、おれがそう要望したからだ。
妻はその時、どんな様子だったろう。
コーヒーを作ってくれている様も、茶を淹れてくれている様も、
少しも思い出すことはできなかった。
おれはいつも、新聞やテレビを見ているばかりだったから。
妻が外で働き始めた今では、もう見られない景色だ。

「はい、お待たせいたしました」

カップが運ばれて来た。
しっかりと温まったカップは、この頃寒くなって来たせいで冷えた指には少し熱すぎる。
いつもより深く黒いカップの中身を見つめながら
それを口に運ぶこともできず、何をすることもできず、
ただ、そのカップを見つめていた。

「高階さん、最近お見かけしていませんでしたけれど、何かあったんですか」

「え」

コーヒーを運んで来た「しろさん」は、カウンターに戻ることもせず、
正面に立ったままだった。
気づかなかった。
ただ、驚いたのはそのせいではない。

「名前、どうして……」

おれの名を、彼女はいつの間に知ったのだろう。
あぁ、と思いついたように「しろさん」は言う。

「二つ先の駅のお茶屋さんで働いていらっしゃるの、奥様でしょう?
 以前は度々、ご一緒にいらしてましたよね」

「そうです、が」

「そのお茶屋さん、店長が陶芸の先生もされているのはご存知ですか?
 あそこの器はうちの店でも使っているもので、時々伺うんですよ。
 そこで奥様をお見かけして、ご挨拶したことがあるんです。
 胸に、お名前の入ったネームプレートが」

名前を知られていた理由はわかったが、ますます驚いた。
本当によく見ている。

(そう言えば……)

妻はかなり前から、習い事を始めていた。
たしか、陶芸教室だ。
それもたしか、ちょうど50を過ぎた頃だ。
そうか、妻の働き口は、そこで見つけたものなのだったのか。

これだけよく見ている「しろさん」なのだ。
おれが今困り果てていることだって、きっとお見通しだろう。

「……あの、彼は元気ですか」

「え? マサキちゃんのことかしら?」

そうだ、あのやせ過ぎの彼はそう呼ばれていた。
頷く。

「彼なら、今ちょっとお使いに行ってもらっているんですよ。
 もうしばらくしたら戻ってくると思いますけれど。
 あの子に、何かご用でした?」

いいや、と首を振る。
ただ少し気になっただけだ。
あの気弱そうな細い青年は、彼女と別れたらしい後ずっと閉じたようになっていたし、
今日もまだ縮こまっているのだろうか、と。
彼にはぜひ、元気でいて欲しい。
「彼女の一人と別れたくらいなんだ」
「お前はおれと違って、青春も恋愛もこれからなんだから」と、言ってやりたい気持ちに襲われてしまったのだ。
少し前に流行っていた熟年離婚なるものの危機を迎えている自分とは違い、彼はまだ、何もかもこれからの年齢なのだから。
もちろんおれと彼とはそんなことを言うような関係ではなく、
大きすぎるお世話だということもわかっているので、実際に口にするつもりはないけれど。
おれと妻とで過ごした年月は今、泡のように消えそうになっているけれど、
こちらがダメな今、せめて彼にはおれのぶんもがんばって欲しい。
そんなことを、勝手に、考えているだけなのだけれど。

(おや? ということはつまり……)

あの彼がいない今、このフロアには
おれと彼女の二人きりということではないだろうか。

目の前の彼女は親しげだが、客から聞いた話を吹聴するようなことはしないだろうし、
今なら、他の客の耳を気にすることもない。
コーヒーはまだ熱くて飲めないし、
窓から注ぐ日差しはまぶしくてたまらない。
何より、彼女はよく見ているのだ。
心の中まで見通されているのではないかと感じてしまう程に。
だから、言ってみても大丈夫なのではないか、という気持ちが生まれた。

「実は今、少し、困っておりまして……」

大丈夫だ、と一度思ってしまってからは
なかなか言葉を止められなかった。
自分で自分の言葉を認識し、吟味するよりも先に、想いが口をついて出て来てしまう。
ほとんど洗いざらい、おれは話した。

これまで、おれはおれなりに精一杯やってきたつもりだったこと。
やりきったつもりだったこと。
思い描いていた妻とのこれからの生活のこと。
けれどその形がすれ違っていたこと。
すれ違いでうまれた亀裂のこと。
それが今、かつてなく広がってしまっていて、
埋める術を思いつけもしないこと。

ケンカというケンカすら、思えば今までしたことがなかった。
世に言う「おしどり夫婦」だとすら思っていた。
しかしそれは、妻のほとんど一方的な努力と忍耐によって形式を整えられていただけで、
実態は情けないとしか言えないようなものだったかもしれないこと。

おれの話を彼女は静かに、時には相づちをいれ、
驚いたような素振りやら苦笑やらを混ぜ込みながら聞いてくれた。
彼女はよく見ているだけでなく、聞き上手でもあるのかもしれない。
整理しきれてもいないだろうおれの言葉を、心底理解してくれているような気がする。

こんなに「うまく話せない」ことも、おれには新鮮だった。
要点をかいつまみ、相手に伝わる形で話すという行為は、
長い仕事生活で身につけてきたと思っていたし、
妻子との会話でも困ったことはない。
……いや、それは妻がおれの言葉の不足さえをもよく理解し、
子どもらとの仲介のようなことをしてくれていたから、だったのかもしれないが。

気づいたら、カップはぬるくなってしまっていた。
それくらいの時間が経ってから、聞き終えたしろさんが言った。

「高階さん、あなたもしかして今、
 ちょっと大事なことも忘れてらっしゃいませんか?」

「え。……大事なことって、一体、何だって言うんです?」

どんな言葉が投げかけられるのだろう。
安い慰めか。
それとも、妻のことを見ていなかったことへの否定の言葉か。

しろさんが口を開いた、その時だ。

ちりん。

小さなドアベルが鳴って、それから、「戻りましたー!」という
元気な少女の声が聞こえた。

(……? 少女の声?)

この店には、女性の店員は目の前の彼女しかいないはずだ。
この夫婦にはたしか子もなかったはずで、
けれどこの声には、聞き覚えがある。

フロアに入って来た少女と目が合った。
「あ」
と言って少女の笑顔が固まる。
おれという人間を見たせいで、というよりは
おれという客の存在に気づき「もっと静かに入ってくるべきだった」と考えているような顔つきだ。

少女の顔にも見覚えがあった。
あのやせ気味の青年の、別れたはずの彼女だ。

「戻りました。 あ、高階さん、お久しぶりです。
 ようこそ、いらっしゃいませ」

彼女の後から入って来たのは、
大きな紙袋を抱えるようにしている青年その人だ。

「おぅ、お帰り」

カウンター奥の扉が開いて、もう一人の店主、たしか「くろさん」と呼ばれていた人物が現れた。

(なんだ、別れたのじゃなかったのか?!)
(彼女以外にも、人、いたのか?!)

様々な言葉が脳裏をめぐって、少しだけ混乱する。

「あの、お話しの邪魔をしてしまっていたら、ごめんなさい」

少女から謝られる。

「いや、大丈夫ですよ」

丁寧な子だ。
少女の言葉に、しろさんが思い出したように続きの言葉を放った。

「来週の月曜。何の日だか、覚えてらっしゃいませんか?」

来週の月曜?
祝日でも祭日でもない、普通の月曜だ。
おれの誕生日でも、妻の誕生日でも、子どもらの誕生日でもない、
普通の……

「あ、」

記念日だった。
結婚記念日ではない。
妻が身籠ったことを知って、プロポーズをした日。
「パートナーとして」これから一緒にやっていこうと、
ずっとやっていければいいと願って、そう告げた日だ。

何のかんのと言って式もあげなかった自分たちにとって、大事な日だったはずだ。
役所に書類を出した日よりも、むしろずっと。
子どもらが生まれるまでは、あんなに大事にしていたというのに
すっかり忘れてしまっていた。

目の前の彼女が知っているということは、
おそらく妻から聞いたのだろう。
どんな話しの流れで記念日の話になったのかはわからないが、
それは今、どうでもいい。
つまり妻の方は、おれと違って、しっかり覚えていたということだ。

恐怖と間違う程だった不安がさらに増した。
こんなに大事な日を忘れてしまっていたなんて。

やりなおしたいと思う。
生まれてしまった溝を埋めて、また今まで通りに。
けれどきっとそれはかなわないだろう。
埋めたいとこんなにも思っているにも関わらず、
大事な記念日のひとつだって、言われるまで思い出せないでいた。
少し前に生じたと思っていた溝は、
きっと本当は、もっとずっと前から
数えきれない食卓の数の向こう側で生じていたのだ。
気づかなかっただけで。
そしてきっと、もう埋められない。
過ぎ去った時間はあまりにも膨大で、
今さら焦ったところでおれはこの体たらくだし、
こんな様では、今回は取り繕えたとしても
この先またきっと、溝はうまれる。
埋められない、取り戻せない、取り返しのつかない溝が。

「だめですよ、高階さん」

言われた言葉に力なく頷く。
わかっている。
本当に、自分はダメな人間だ。
脱力したようになったまま、どうにか苦笑してそう伝えると
「そうじゃなくて」としろさんが言う。

「だめですよ、まだそんな諦めたみたいになっちゃ」

「いや、しかし……」

優しげな笑顔でしろさんが言う。
優しい言葉など、今はなんの足しにもならないと言うのに。

しろさんの続けた言葉は、
けれど優しい慰めでも勇気づけるような言葉でもなかった。

「だって高階さん、まだあなた、何もなさっていないでしょう。
 そのくせにそんな落ち込んだ顔して諦めたみたいになっちゃうなんて、
 それはちょっとずるいんじゃないかしら」

「!」

腹が立った。
こんなにも深刻に悩んでいるのに、なんて冷たい言葉なのだろう。

「何もしてないなんて、そんなことは」

ない、と言おうとして、
言えなかった。

「……」

たしかに、まだ、何もしていない。

「……しかし、じゃあ、何をしたらいいと言うんだ」

結局のところ、それはわからないままだった。
この、妻のこともよく見ている店員なら答えを持っているだろうか。
救いを求めるように彼女に視線を向けると、呆れたような声を返された。

「そんなことわたしにはわかりませんよ。
 それに、ご自分で考えなければ意味がないでしょう」

全くその通りだった。
ぐうの音も出ない。

ますます落ち込んでしまったおれに、けれど彼女は苦笑しながら
こう続けてくれた。

「……何か思いついたら、お手伝いできることでしたら、しますから。
 高階さんはいつもうちを贔屓にして下さっているお客様ですし、
 奥様にはお仕事先のお店でもお世話になっていますしね」

そうして「ゆっくりなさってくださいね」と言って彼女はカウンターへと去って行った。
気にはなっていたのだろう、時折ちらちらと視線を寄越しながらも
事情を知らないためか口を挟まずにいた若い二人は、はっとしたように
カウンターに戻って来たしろさんに、出先で購入してきた買い出しの品を渡し始めた。
青年と少女は、随分と……むしろ以前よりも仲の良い様子で会話をしている。
そんな様子を聞こえてくる声だけで認識しながら、考えた。

(あの二人は、終わったのでは、なかったのか?)
(なんだ、あの彼はちゃんと、若者らしく青春できているのか? おれが心配するまでもなかったのか?)
(一度だめになっても、大丈夫なものなのか……?)

一度だめになっても。
やり直せるものなのだろうか。本当に。
緊張しているかのように、どうにも落ち着かない心臓を押さえつけながら考える。

(これは失敗できない)

失敗はそのまま、妻との亀裂を決定的にする結果に繋がってしまうだろう。
ぬるくなってしまったコーヒーをちびちびとすすりながら、必死で考えた。
そうして、減りの少ないコーヒーがカップの底を覗かせた頃、
やっとひとつのアイデアが浮かんだ。

(しかし、なぁ……)

これならうまくいくだろう、という確信は全くなかった。
ただもう、これしか浮かばなかったのだ。
そしてそれを思いついて先、それ以外のどんな方法も見つけることが出来なかった。

「すみません」

手を上げてしろさんを呼ぶ。
コーヒーのおかわりともうひとつ、頼み事をするために。
「はい、ただいま」と彼女は笑顔で近づいてくる。

思いついたそれを伝えると、しろさんは「それはステキなアイデアですね」と褒めてくれ、協力は惜しまないと約束してくれる。
彼女にいくら褒められたところで、彼女は妻ではない。
つまり、成功する保障も確証も持てないということには変わりない。
けれど。

(……やるしか、ない、か)

成功することを願うことしかできない。
成功させるしかないのだ。

おれの話を聞いたしろさんは、カウンター奥のくろさんを呼んだ。
そうだ、彼にも協力してもらう必要がある。
必要な知識を手に入れる手段は、彼らに尋ねる以外にもたくさんあるだろう。
ただ、それを作るためには詳細なアドバイスを乞う必要があることや、作るための場所を借りる必要があることなどを考えれば、
彼らの協力が必要だ。

あらためて彼にもその相談をすると、
くろさんは無言のまま、けれどしっかりと頷いてくれた。
ここのご夫婦にも、これだけの協力を得るのだ。
なんとしても成功させなければ、という気持ちが湧いて
緊張はますます膨らんだ。

***

そして、記念日の二日後である、次の週の水曜日。
おれは再び『カフェR』のドアをくぐった。

「あら、いらっしゃいませ」

いつものように、案内を待つことなくあいている席に座る。
いつもと違うのは
正面の席に妻が座っていることだ。

妻と二人そろっての来店は久しぶりだった。

「コーヒーを2つ。いつものやつ、ホットで」
「こっちはホット、ブラックで」

オーダーを繰り返し「かしこまりました」と笑顔になって、しろさんはカウンターに去って行く。
そのカウンターでは、あのやせ気味の青年が湯を沸かし始め
彼の正面にはあの少女が、のんびりとした様子で座っている。

妻が言った。

「一緒にここに来るのも、久しぶりですね」

「そうだな」

そうしてまぶしそうに開かれたカーテンの向こう側を覗いている。
狭いながらに綺麗に手入れされた庭が見えた。

妻と交わす言葉の数は、相変わらず少なかった。
おれは今もまだ緊張していて。
そして、溝は。

「お待たせいたしました」

しろさんがカップを運んで来た。

「ブラックのホットと……ミルクと、砂糖もたっぷりのホットをお一つずつ」

妻には「飲めたものじゃない」と酷評される、世間的には極甘らしいコーヒーはおれの前に、
おれにはただの苦い水にしか感じられないブラックは、妻の前に。
熱々のそれを、同時に口に運ぶ。
緊張のおさえられないおれの様子を見て、
堪えられない、と言った風に妻が笑った。

「……何がおかしい」

なおしたいと思っているのに声も語調も固くなってしまうのは、長年のクセだ。
そして今は、ここのところずっと続いている緊張のせい。
けれど妻は、それを気にする風もなく笑っている。

「だっておかしいですよ。あなたったら。
 本当に一昨日のあれ、なんだったんですか?
 信じられない。ここのご夫婦に教えてもらったのでしょう?」

「なんでわかるんだ」

「だって、うちのキッチンで作った様子もなかったですし、
 あんなもの作るには、誰かに教えてもらう必要があるでしょう?
 あなたが教えてもらえるような知り合いなんて、ここのご夫婦しかいらっしゃらないじゃないですか」

プレゼントにあんなものを選ぶなんて本当に仕方のない人だ、と妻は言う。
けれどその様子はいかにも嬉しそうで、
もう何年も、何十年も見たことのないような笑顔で、
おれはやはり緊張がおさまらない。

「あなたも知っているじゃないですか。私が甘いものは苦手だって。
 それで、どうして、
 わざわざ手作りしたあんな甘いケーキをプレゼントしようなんて思うんですか」

二日前の月曜、記念の日に、
おれは妻に手作りのケーキをプレゼントしたのだ。
ここの夫婦には作り方を教わって、
その日は休みだった妻を驚かせたかったから、家ではなく、ここのキッチンを借りて。

「……あれでも、甘みは随分と抜いたんだ」

味がなくなってしまう、とくろさんに言われる限界まで、砂糖の量は減らしたつもりだった。

まだ嬉しそうに笑いながら妻が続ける。

「でもだからって、どうしてケーキだったんです?」

緊張が増した。

「……おまえ、だって前にここで、言っていただろう。
 甘いものは苦手でも、出してくれた気持ちが嬉しいんだって。
 その気持ちを貰えただけで、嬉しいって」

「まぁ、あなた、覚えてらしたんですね」

ふふふ、とますます嬉しそうに笑うので、
おれはコーヒーに口をつける。
そのおれの仕草が「照れ隠し」であることなどお見通しだ、と言った様子で妻が笑うので
おれはますます、緊張してしまう。

(……困ったな)
緊張がおさまらない。

妻に気持ちを伝えようと、
喜んでもらおうと、それだけを考えて、
そして「もしうまくいかなかったらどうしよう」と不安ではち切れそうに緊張しながら作ったケーキだった。
ケーキなんて作るのは生まれて初めてのことだったし、
その時から今も続いているこの緊張は、まるで初恋の相手を目の前にしているかのようだ。

「あなたがまさか、ケーキなんて。
 ふふふ。わからないものですねぇ」

「おまえと熟年離婚だなんてことになったらどうしようかと、
 おれはずっと心配していたんだ。そんなに、笑うな」

「離婚?
 やだ、なんでそんなこと!」

勇気を出して言ったおれのその言葉を聞いて、
けれど妻は、ますます笑いが止まらなくなってしまった様子だった。

「……これまであまりいい夫ではなかったかもしれないと、
 おれなりに反省したんだ。
 後悔もしたし、こんなザマではお前に愛想をつかされてしまったのではないかと……」

妻は笑いすぎで肩を震わせながら言う。

「あなたがちょっと残念な夫だなんてこと、今に始まったことではないじゃないですか。
 愛想がどうのなんて言うのなら、そんなもの、もう十年以上も前に尽きていますよ」

「え」

笑いながら恐ろしいことを言う。
ほのかに顔を青ざめさせたおれに笑いかけながら「でも」と妻は続ける。

「でも、我慢できないほどではなかったし、残念ではあっても、ダメではないですし。
 そこはほら、きっとお互い様でしょう?
 それに、私は好きであなたと一緒にいるんですから。
 パートナーとしてやっていくと、あなたの方がどう思ってらっしゃるかはわかりませんが、
 私はそう思って、決めたんですからね。
 今さら、簡単には関係を解消なんてしませんよ」

そう言う妻の笑顔がまぶしい。

また、緊張が増した。
緊張。
“胸の高鳴るような想い”。

(わからないものだな)

青春だとか。
恋愛だとか、それで感じる緊張だとか。
そんなものは、若者が特権的に持っているもので
おれにはもう縁のないものだとずっと、すっかり、思っていたのだ。

それがどうだろう。
ほんの数日で、このザマだ。

「……末永く、よろしくたのむよ」

「はいはい、こちらこそ」

軽くいなすように、妻はやはり、笑って答える。
バレバレの照れ隠しで甘いコーヒーを口に運びながら思う。

(調子に乗って、今日は手でも繋いで帰ろうか)

思いついてしまったら、ますます緊張は増してしまってどうしようもない。

憧れの様に思い描いていた
大きな変化のない、ずっと続くと思っていた安定した日々は、すっかり崩れてしまった。
予想だにしていなかった事態だ。
緊張続きで、老いはじめているだろう心臓にいい生活だとも思えない。
……けれど。

コーヒーの湯気の向こうに見える妻の笑顔は日差しよりもまぶしくて、
心臓への負担も、安定を失うことも、なかなか悪くないものだと思えた。



===============


おしまい、です・v・


ここまで読んでくださった方、ありがとうございました☆




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comment

  1. 2012/11/28(水) 03:47:07 |
  2. URL |
  3. 八少女 夕
  4. [ 編集 ]
こんばんは。

読ませていただきました。
いや〜、身につまされる話ですね〜。うちも別に仲悪い訳ではないのですが、喧嘩になるのって、こういう事だったりするんですよね。
お互いに自分はちゃんとやっていると思っている。それなのに相手の評価はずっと下だと感じてしまう。それでも、結局はなんとか関係を続けていくのですが。

しろさんのアドバイス、いいですね。結局は自分で考えなくてはいけない事、自分で決めなくてはいけない事、自分からアクションを起こさなくてはいけない事ですよね。

素敵な物語をありがとうございました。

  1. 2012/11/28(水) 20:30:55 |
  2. URL |
  3. gaker
  4. [ 編集 ]
こんばんは。
読ませていただきました。

変化球で来ましたね。
予想外でした。
でも青春が若い者だけのものじゃないというのは同感です。

不器用な旦那さんはいいですね。
好感が持てます。

楽しく読ませていただきました。
それではまた。

  1. 2012/11/29(木) 10:46:52 |
  2. URL |
  3. TOM-F
  4. [ 編集 ]
こんにちは、TOM-Fです。

読ませていただきました。
いろいろと考えさせられたり、参考になったりと、中身の濃いお話でした。
この夫婦、ふたりだけではどうなっていたんでしょうね。こういうときに、カフェRのような場所があったことは、ほんとうに幸いだったなあと感じます。
旦那さんの作ったケーキ、砂糖の量よりずっと甘かったでしょうね。
エンディングも、春さんの優しさがあふれていて、素敵でした。

Re: 八少女 夕さん

  1. 2012/11/29(木) 22:24:56 |
  2. URL |
  3. 花舞小枝の春
  4. [ 編集 ]
八少女 夕さん、こんばんは!


> 喧嘩になるのって、こういう事だったりするんですよね

します、します。笑
こう、ほのかに「むむむ」と思っていることが
気づかぬうちに積み重なって……的な。

そして、そう、
> お互いに自分はちゃんとやっていると思っている。それなのに相手の評価はずっと下だと感じてしまう
……んですよね、つい。
…気をつけねばー_ー;

> 自分からアクションを起こさなくてはいけない事ですよね。

はい、と、思います。
そして何より、
「日頃からコミュニケーション大切に・v・」
ですかねぇ。へへへ。。。

コメント、ありがとうございました☆

Re: gakerさん

  1. 2012/11/29(木) 22:27:20 |
  2. URL |
  3. 花舞小枝の春
  4. [ 編集 ]
gakerさん、こんばんは!!

> 変化球
でした。すみません。
お題を拝見した時に、真っ先にこんなんが浮かんでしまったもので
そのまんま突っ走ってみちゃいました> <;

楽しんで頂けましたか……
gakerさん、ものすごい本読みさんなので
緊張もしきりでした。
貴重な機会を頂きました。ありがとうございます。

また、ブログお邪魔させて頂きますね*^^*

リクエスト及びコメント、ありがとうございました!!

Re: TOM-Fさん

  1. 2012/11/29(木) 22:33:46 |
  2. URL |
  3. 花舞小枝の春
  4. [ 編集 ]
TOM-Fさん、こんばんは☆

> 旦那さんの作ったケーキ、砂糖の量よりずっと甘かったでしょうね。

本文自体も、もっと甘〜〜〜いものにしたいなぁという気持ちも、あったのです。
が、無理でした。爆

精進不足です。。。

> エンディングも、春さんの優しさがあふれていて、素敵でした。

へへへ、
しかし数話先では、ちょっと苦めのクリスマスおとぎ話シリーズを予定しております。
うまく書けますように……。

そしてそして!!

お待たせいたしました、
リクエスト頂いていたお題での話を、
本日アップしました*> <*!!

「図書館」を使わせて頂きました。
こちらもご覧頂けますと嬉しいです。

ではでは、
コメントありがとうございました☆☆

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