旅の空でいつか

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7章;少年の思い出

  1. 2012/07/24(火) 22:47:12|
  2. ★完結★ 『真空パックと虹色眼鏡の物語』シリーズ
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※作品一覧はコチラです


みなさまこんばんは、春です・v・
『真空パックと虹色眼鏡の物語』更新です。


どうぞ
《続きを読む》よりおすすみください*^^*

末にちょっとごめんなさいなお知らせ……が……すみません;_;





***************

あるところに、
「世界中みんな呪われて人類なんて滅びてしまえばいいのに」
と考えている、かわいらしい少女がいました。
呪いのようなことを考えるその少女は、
本当は、呪われているのは自分なのではないかと思っていました。
少女がそのことに気づいたとき、
彼女はまだ、ほんのちいさなこどもでした。

またあるところに、
「お前は呪われている」
と言われて育った、かわいらしい少年がいました。
少年は、
本当の本当に、呪われたような体質をしています。
少年がそのことに気づいたとき、
彼はまだ、ほんのちいさなこどもでした。
そして、いつもその呪いをひきうけるのに一生懸命でした。

少女と少年は、
それぞれの場所で、それぞれに生きていました。
それぞれの人生を、それぞれにすごしていくはずだった2人は、
けれどある冬の日に、ついに出会うことになったのです。

仲良しになった少年と少女は
2人、いっしょに手をつないで、
もっともっと仲良しになっていこうと約束をしました。

それから2人は、季節がぐるっと一周するあいだだけ、楽しい時間を過ごします。
その後には別れの時間が訪れますが、
それはまだ、もう少しだけ、先のお話です。

***************



とても、とても寒い日でした。
友達と遊んだ帰り道、もうすぐ家につくその少し手前で、
少女は公園に忘れものをしたことに気がつきました。
砂場で遊んでいた時に、うめたままにしてしまったビー玉です。
家に帰ればまだビー玉はたくさんあるし、
もうあたりは暗くなりはじめていて、早く帰らなければ
お母さんに叱られてしまいます。
そのことは少女にもわかっていましたが、
あれは少しめずらしい、赤と水色と黄色の光る傷の入ったビー玉で、
少女の一番のお気に入りでした。

次の日まで放っておいたら、なくなってしまっているかもしれません。
少女は1人、公園までの道を引き返して行きました。

公園に人影はありませんでした。
自分の息が白いことが、やっとでわかるくらいの薄暗い公園の砂場で
少女は一生懸命にビー玉を探しました。
たくさんの砂を掘り返して、やっとそのビー玉を見つけ、少女が顔をあげると
「こんばんは」
突然、声をかけられました。

「……こんばんは」

声は真後ろ、随分と高いところから聞こえました。
少女が振り返ると、男の人のズボンが見えます。
声をかけてきた男の人は、いつの間にか少女の真後ろに立っていたのです。

「ひとり? おうちのひとはどうしたの?」

知らない男の人でした。
公園の明かりのせいで、顔も影になっていてよく見えません。
怖くなって、少女は首をふりました。

「ひとりで遊んでいるのはつまらないでしょう?
 一緒に遊んであげようか」

「……いい。わたし、もうおうちにかえらなきゃ」

「じゃあ、おうちまで送って行ってあげようか」

さぁ、手をつなごう。
そう言って男性は、少女に手を伸ばしてきます。
高い、高いところから伸ばされる手を、少女は避けきれません。

どうしよう、怖い。
男の顔は見えませんでしたが、
こうした男の声の“調子”を、少女は今までにも何度か聞いたことがありました。
こういう“調子”の声をかけられる時は大抵、その後で何か
不思議な、よくわからない、けれどきっと誰にも言ってはいけないのだろうと思わされるようなことをされるのです。
少女は困ってしまいました。
何より今日は、男の顔すら見えません。
__怖い。誰か。
誰か大人の人に助けてもらわなければなりません。
けれど周りには、別の大人の人の姿は見当たりませんでした。
怖くて、困ってしまって、少女が泣きそうになっていた時です。

「なに、してるの?」

男の影の後ろから、また別の声が聞こえました。
影の男は、ぎくりと体をとめます。
少女が急いで立ち上がって、男の影から離れると
その男の後ろに、1人の男の子が立っているのが見えました。

「この子をね、おうちまでおくってあげようと思ったんだよ。
 知り合いなんだ。近所の子でね……」

影の男は言いました。

「そうなの?」
男の子は、顔つきだけで少女に尋ねます。
違う、知らない。
少女も、表情と首を振るだけで答えました。

「……あぁ、僕、誰か知り合いの子と勘違いしちゃったかな」

影の男は、少し焦ったようにそう言います。
少女は急いで、男の子と手をつなぎました。
自分と同じくらいの子どもだけれど、大人ではないけれど、
今自分を助けてくれるのはこの子しかいないのだろうと、少女にはわかったからです。
男の子も、ぎゅっと、少女の手を握り返してくれました。

男の人は怒りだしました。
「こんな遅くまで遊んでいちゃダメじゃないか」とか、「暗くなったのに子どもを外で遊ばせている親なんて全く信じられない」とか、そんなことを言っています。

「……ぼくが送っていくから、だいじょうぶです」

男の子はそう言って、少女の手をつかんだまま歩き出しました。
少しだけ、手に汗をかいているのがわかりましたが、
それが自分のものなのか男の子のものなのか、少女にはわかりませんでした。

男の子はずんずんと歩いて、
少女もその後に続きます。
そうして公園が見えなくなった頃、男の子が言いました。

「おうち、どこ?」

「……あっち」

少女が指差したほうに、少年は歩いて行きます。
汗は次第にひいて、手は少し冷たくなってきました。
それで少女は、男の子がずいぶんと薄着なことに気がつきました。
ちゃんとした冬の格好をしていますが、
自分と違って、コートのようなものは羽織っていません。

「さむくないの?」

「さむいね。でも、だいじょうぶだよ」

少女は、男の子のことが気になってきました。

「こんなおそくに、ひとりでいたらいけないんだよ。あぶないよ」

「平気だよ。ぼくは、男の子だから」

「おとこのこでも、あぶないよ。おかあさんがしんぱいするよ」

そう言って少女は、自分のともだちの男の子の話をしました。
彼のお母さんは、その子が遅くまで帰ってこないと、いつも心配そうに公園まで迎えに来ます。
少女を迎えに来たお母さんが、男の子も一緒に家まで送って行ってあげたこともありました。

「ぼくのお母さんは、平気だよ」

よく、わかりませんでした。

「どうして、こうえんにきたの?
 そんなかっこうで、どうしてそとにでてきたの?」

「家にお客さんが来たから、外に出てなさいって。
 お腹すいたから、何か買いに行こうとおもってたんだ」

そう言って男の子は、つないでいるのと逆の手に握っていた100円玉を見せてくれました。
少女はまだ、1人でおつかいにでかけたことがありませんでした。
だから、お金を自分で持ったこともありません。

「それ、みせて」

言うと男の子は、100円玉を少女に握らせてくれました。
ずっと握っていたせいか、100円玉は少しぬくんでいましたが
男の子の手は、とても冷たくなっていました。

少女の家が見えてきました。

「わたしのおうち、あそこ。
 もうだいじょうぶだよ。ありがとう」

そう言うと少女は、男の子に
自分がしていた手袋を押し付けるようにして渡しました。
驚いた男の子は、100円玉を落としてしまいます。
手袋を両手で抱えているので拾えない男の子のかわりに、それは美咲がひろってあげました。

「あのね、わたしのてぶくろ、つけてていいよ。
 そのまんまじゃ、やっぱりさむいとおもうの」

男の子は首を振って、困った顔をして手袋を返そうとしましたが、
少女はそれを受け取りませんでした。

「こんどまたあったら、そのときにかえしてね。
 さむいから、おかいものきをつけてね。
 おそとにいるのも、きをつけてね」

男の子はまだ困っていましたが、
少女はそのまま、家の門をあけてしまいました。

ドアに手をかけたところで気づいて、少女は男の子にたずねます。

「ねぇ、おなまえ、なんていうの?」

「……まさき、まこと」

「まことくん、ありがとう。
 わたしね、美咲だよ。きをつけてね。またね」

名前を聞くと満足して、美咲は家の中に入って行きました。
明るい、暖かい家の中に入ると、コートを来たお母さんが急いで出てくるところでした。

「美咲、どこにいたの?!
 帰りが遅いから心配しちゃったじゃない……!
 お母さん、探しに行こうと思ってたのよ?」

「ごめんなさい」

いつもよりもずっと真剣な様子で怒ってくるお母さんの顔を見ながら、美咲は少年のことを思い出しました。
まことくんのおうちと自分のおうちでは、なんだか随分と違うのだな、と思います。
(あ……)
そうしてお母さんに謝りながら、美咲は気づきました。
手の中に、まことくんの持っていた100円玉を握ったままです。

(たいへんだ!)

急いで美咲はドアを開けましたが、
彼はもう、姿を消していました。
門の前まで行って辺りを見回しましたが、どこにも見当たりません。

(まことくん、こまってないかな。
 おなかすいちゃわないかな)

お母さんはまだ怒っています。
けれど美咲の頭の中は、お母さんのことでも、あの怖い影の男の人のことでもなく、助けてくれた少年のことでいっぱいでした。

きっと困っているだろうと思いました。
だから明日、彼を探して、ちゃんとこのお金を返さなければな、と思いました。


***************

それぞれの場所で、それぞれにくらしていた2人でしたが、
少年に助けられた少女は、
彼の落とし物を届けるため、男の子の住んでいるところを目指すことにしたのです。

***************



「まさきまこと」
男の子の名前は聞いていましたが、近くのいろいろな家の表札を見てみても、
美咲にはまだ漢字は読めなかったので、
もちろん、少年の家を見つけることはできませんでした。

たくさん歩いて、探して、探して、
けれど見つけられないまま夕方になって、諦めて帰ろうとした時に、
美咲は、みつけました。

「まことくん!」

自分の家の、すぐ近くです。
ブロックをいくつか離れただけの場所。
その家の前に、少年は小さくなって座っていました。
コートはやっぱり着ていませんでしたが、
今日は美咲の手袋をしています。

「……あ、えと、美咲ちゃん」

少しだけ鼻をぐずぐずとさせて、少年も美咲を見つけました。

「あのね、ごめんなさい。
 わたしこれ、きのう、もったままだったの」

そう言って100円玉を差し出しましたが、
少年はそれを見つめたまま、なかなか受け取ってくれません。

「あの……」

怒っているのかな、と思って、美咲は少し不安になりました。
その美咲の顔を見た少年の方は、困った顔になっています。

「……それ、いらない。あげる」

言われて困ったのは今度は美咲の方です。

「どうして? だめだよ。これ、まことくんのだよ。
 きのうはおなかすかなかったの?」

少年は首をふりました。
それがどちらの意味だったのか、美咲にはわかりませんでした。

そうしてすぐに、少年は美咲から視線を外してしまいましたが、
くぅ、
と小さく、少年のお腹が鳴るのが聞こえました。

「……やっぱりおなか、すいてるんじゃん」

少年は困ったようにして頷きました。
美咲も、少しお腹がすいてきたころでした。
夕食の時間ももうすぐです。

「もうすぐ、ごはんのじかんだね」

少年は首を振りました。

「今日も、お客さんが来てるんだ」

そう言って少年は、美咲にまた、新しくもらったらしい100円玉を見せてくれました。

「これから、ごはんをかいにいくの?」

少年は頷きます。

「ひとりでたべるの?」

少年はまた、頷きました。
美咲には信じられないことでした。
朝ご飯の時は、お父さんがもう会社に出て行ってしまって、お母さんと2人の時はあります。
お昼ご飯は、幼稚園でみんなと一緒にお弁当を食べるのでそれはまた別の話としても
夕食の時間は、お父さんもお母さんも、一緒にご飯を食べる時間でした。
それが美咲の「当たり前」でした。

美咲は迷いました。
一緒にご飯を食べようと、この少年を家に呼んであげようと思ったのですが、
きっともうお母さんは夕食の準備を終えてしまっていて
少年の分のご飯は用意していないに決まっているし、
それに、こんなに突然友達を呼んだのでは
お母さんは驚いて、あとで叱られてしまうかもしれません。

「……」

美咲はあたりをみまわしました。
もう夕方で、寒さもずいぶん昼間よりも厳しくなってはいましたが、
空はまだオレンジ色になってきたばかりで、
帰らなければいけない時間まで、まだもう少しありそうです。

「……じゃあ、おかいもの、いっしょにいこう。
 あのね、わたしおかいものしたことないの」

そう言って美咲は、少年の手をつかんで立ち上がらせました。
立ち上がった瞬間、また少年のお腹が鳴りました。

「あの、これ」
少年は借りたままだった手袋を外そうとしましたが、
「いらない。あげる」
少年のマネをして美咲も言いました。
外そうとした少年の手を止める時に、100円玉も一緒に握らせてしまいます。

「おかいものって、どこにいくの? やおやさん?」

「……コンビニ。
 駅の道路の向こう側に、さいきんできたんだよ」

駅前の大きな道路の向こう側に、美咲はまだ行ったことがありませんでした。
商店街は逆方向にあるし、駅の近くまで行く時には、
いつもお母さんかお父さんが一緒でした。
だから、子どもだけでそんなに遠くまで行くのもはじめてでした。
なんだか冒険のようで、楽しくなります。

手をつないで、2人は歩きました。
あたりはすぐに暗くなって、
冒険も買い物も、すぐに終わってしまいましたが、とても楽しい時間でした。



***************

冬の日に出会った少女と少年は
いつしか仲良しになり
いっしょの時間をすごすことになりました。
夜はいっしょにねむりについて、
朝になると、いっしょにごはんをたべました。

***************



それから2人は、一緒に遊ぶようになりました。
少年は美咲よりも年上で、もう小学校に通っているとのことでした。
美咲の幼稚園が終わって、みんなで公園で遊んでいると、
ランドセルを背負った少年が通りかかります。
そうすると美咲は公園を出て、少年について行くのです。

少年は自分の家の鍵を持っていて、
外にいる美咲を待たせないよう、素早くランドセルを置くと、
またしっかりと鍵をかけて出てきます。
美咲は自分の家の鍵を持っていなかったので、少年のその手慣れた様子が
まるで大人のように見えて、憧れました。
「すごいね、かっこいいね」
美咲が言うと少年は驚いて、照れたように笑いました。
「普通だよ。すごいとか、思ったことなかった」
少年が笑うと、美咲もいつも嬉しくなります。

冬が過ぎて、春が来て、
美咲は幼稚園で年長になり、少年も学年が1つあがりました。

学年が変わっても、2人は仲良く過ごしました。
少年の通う学校には、門を入ったところに桜並木があったので
春には一度、美咲も小学校に足を踏み入れたことがあります。

「らいねんは、まことくんといっしょのがっこうだね」

美咲が笑いながら言うと、少年も嬉しそうに笑います。
美咲はこのあと、離れたところに引っ越しをしてしまうことになるのですが
2人はまだそのことを知りませんでした。

桜が緑の葉を茂らす季節も、
雨の季節も、
太陽の季節も、
色とりどりの落ち葉の季節も、2人は一緒に過ごしました。

美咲が家で悪いことをして、たくさんたくさん叱られて、
悲しくてどうしたらいいのかわからなくて家を飛び出した夜は、
少年が一緒に夜を明かしてくれました。
美咲はすぐにお腹がすいてしまって、あたりは暗くて心細くなりましたが
少年はコンビニで買ったパンをわけてくれたし、
少し離れた公園の、コンクリ山のトンネルで眠る時も、
少年はずっと手をつないで、美咲の隣にいてくれました。

次の日の朝、夜に少しだけ残しておいたパンをまた2人でわけて一緒に食べて、
怖がりながら美咲が家に帰ると
家には、昨日の洋服のままのお母さんと、しわしわになってしまったスーツを来たままのお父さんがいて、
警察の人もたくさんいて、
前の日よりも、もっともっとたくさん怒られました。
それで美咲も泣いてしまいましたが、
自分をぎゅっとしてくれたお父さんとお母さんのことが大好きで、
2人がそうしてくれたのは、とても嬉しいことでした。
こうしてちゃんと仲直りできたのも、まことくんのおかげだと思いました。


そのことがあってから、
美咲は少し、少年の家のことが気になるようになりました。
一晩帰らなかっただけで、
自分のお母さんとお父さんは、何歳も年を取ってしまったようになっていて、
すごく心配されたのだということがわかりました。
けれど彼は、まるで普通のことのように
週に何日かの夜を1人で外で過ごしています。

それで美咲は、少年のお父さんとお母さんがどんな人なのか、
いつか見てみようと考えるようになりました。
遊んだ帰りはいつも家まで送ってくれるので、
少年は美咲の両親の顔を見たことがあります。
けれど美咲の方は、少年の両親の顔をまだ、1度も見たことがありませんでした。

毎日のように一緒に遊んでいた2人でしたが、
時々少年からは
「今日はだめ」と言われてしまうことがありました。
それは大抵土曜日のことで、
その日の少年はいつも少し、顔色を悪くしています。
次の日曜日の朝になっても、まだどこかつらそうな顔をしていることもありました。

出会ってから1年が過ぎた冬の、
その土曜日もそうでした。

「今日はだめなんだ」

そう言う少年は、やっぱり少し顔色を悪くしています。

今日はだめ、と言われた日は、
美咲はいつも、公園で他の友達と遊ぶか、まっすぐに家に帰っていました。
けれどこの日は、顔色の悪い少年が心配で、
それに「だめ」と言われた土曜日に、いつも彼が何をしているのかも気になっていたため、
ばいばいをした後で、こっそり隠れて、彼の姿を見ていたのです。
美咲と別れた後の少年は、家の鍵を持っているにも関わらず
家には入らず、ドアの外でじっと座って、何かを待っていました。

やがてドアが開いて、中から大人の人が出てきました。
男の人と女の人が、1人ずつ。

「来い」

男の人が言いました。

「……とうさん、かあさん、やっぱり僕」

「いいから、早くしなさい」

女の人が言いました。
言われたまことくんは俯いて、黙って2人の後に続いて
家の中に入って行きます。

(あれが、まことくんのおとうさんとおかあさんなんだ……)

少し、不思議な感じがしました。
まことくんのお父さんもお母さんも、彼との間に少し距離をあけているようでした。
ドアの外の自分を迎え入れてくれるとき、
両親は、いつも自分の肩を抱くようにしてくれます。
あたたかくて、ほっとするようなその腕を
まことくんは知らないのかもしれないな、と思いました。
それはなにか、とてもおそろしいことのような気がします。

「……」

3人が家の中に入ってしまってから、美咲は少年の家のドアに近づきました。
ドアに鍵がかかってしまっていることは、音がしたから知っています。
けれどあたりを見回してみると、
ドアのすぐ横の窓はカーテンが僅かに開いていて、
そこから中が覗けました。
少年もその両親の姿もしっかりと見えます。
それから、室内にはもう1人、大人の女の人がいました。

(あ……)

どこかつかえるように、少年はゆっくりと室内に入って来て、女の人の前に立ちました。
彼はまだうつむいています。

「___」

「___!」

美咲には聞こえませんでしたが、
お父さんとお母さんに何かを言われて、少年は頷きました。

それから、目の前の女の人の頭上に手をかざします。

「?」

何をしているのか、美咲にはわかりません。
けれど数瞬後、不思議なことがおこりました。
女の人の頭の中から、たくさんの虫が飛び出して来たのです。
驚きました。
不思議で、気持ち悪くて、何か悪いものを見ているような気持ちになりました。

固まって蠢いて、ヤブ蚊のように集まって動くそれは、
少し抵抗するようにしながら次第に、
少年の手の中に吸い込まれて行きます。

虫が湧いて出るたびに、女の人の体からは少しずつ力が抜けて行って
少年の顔色も、どんどんと悪くなって行くのがわかりました。

やがて虫の数が少なくなって、全部が少年の手の中に吸い込まれてしまうと
彼は虫の吸い込まれて行った自分の手を握りしめて、
ぶるぶると震えながらしゃがみこみました。
体をぎゅうっと小さくして、苦しそうにしています。

彼のお父さんとお母さんは、
けれどそんな少年の様子には目もくれないで、
室内で脱力したようになっている女性の傍によりました。
彼のお母さんの方が、ぼぅっとした様子のその女性の肩に手をかけて、彼女を立ち上がらせています。
ふらふらと、意識のないように見えるその女性の肩を抱いて支えながら、
女性2人は部屋の外に出て行きました。

(あ……かくれなきゃ……)

少年のお母さんと女性とが、玄関にいる音が聞こえました。
__覗いていたことがバレてしまう。
__隠れなければいけない。
__たぶん自分は、今、見てはいけないものを見てしまった。
それは美咲にもわかっていましたが、
見たものが不思議で、恐ろしくて、動くことができませんでした。

やがてドアから、2人が出てきました。

「!」

お母さんの方と目が合いました。
もう1人の女性の方は、どこも見ていないかのように視線を漂わせて、
そのままどこかに歩いて行ってしまいます。

「……あなた、見たの?」

お母さんが美咲に尋ねました。
美咲は首を振りましたが、その嘘はすぐにバレてしまって、
「!」
強い力で腕を掴まれ、家の中に引き込まれました。

「大変、見られてた」

美咲は抵抗しましたが、彼のお母さんの力は強く、
どれだけ足を踏ん張ってみても引きずられてしまいます。
そうして室内に連れて行かれると、
そこには外から覗いていたままの、しゃがみこみ震えたままの少年がいて、
連れ込まれた美咲の姿を見つけると
「どうして……」
苦しそうに言いました。
信じられないようなものをみた、という表情です。

少年の傍に立っていた、彼の父親の前に、美咲は突き飛ばされました。
転びそうになった美咲の頭を、やっぱり乱暴な力で掴んだ彼のお父さんは、美咲の顔を覗き込みます。

大人の人に、そんな乱暴な扱いをされるのは初めてで、
怖くて、
美咲はうまく声を出すことができませんでした。

「こいつ、お前の知り合いか」

父親が尋ねましたが、少年は何も答えず
頷くことも、首を振ることもしません。
どうしたらいいのか、どう答えるのがよいのかがわからない。
そんな顔をしていました。

けれどそんな少年の顔を見た彼のお父さんは
「知り合いなんだな」
そう、わかってしまったようでした。

「困ったな」

美咲の頭を掴んだまま、彼のお父さんは言いました。

「お嬢さん、何を見た? どこまで見たんだ」

少年が、美咲に向かって勢よく首を振ってきました。
何も言っちゃダメだ、と言いたいのだろうとわかりました。
何を言おうにも、美咲は怖くて、声が出せません。

「たぶん、全部。そう思っていたほうがいいと思う」

けれど彼のお母さんにそう言われてしまって、
美咲はやはり声を出せず
「なにもみてない」と、そう嘘をつくこともできませんでした。

「とうさん、違う、知り合いじゃない。
 知らない子だ。だから、なにもしないで……」

声を震わせて少年が言いました。
美咲の頭を掴んだまま、お父さんは一瞬だけ少年を振り返りましたが
ふん、と笑って、またすぐに美咲に向き直ります。

「おい、お嬢さん。
 お前ここで見たこと、黙っていられるか?
 誰にも言わないでいるって、約束できるか?」

「……」

美咲は答えられないまま、少年を見ました。
真剣な顔で、父親の言うことを聞くようにと、彼の表情が言っています。
苦しそうな顔で、
真っ青な顔で。

けれど、だから。

美咲は頭を掴まれたまま、勇気を振り絞って、首を振りました。

「……まことくんに、なにをしたの。なにをさせたの」

がんばったら、声が出ました。
怖くて涙が出ましたが、それでも美咲は言いました。

「まことくんのこと、いじめちゃだめ。
 わ、わたしのおとうさんとおかあさんに、いいつけるから。
 せんせいにも、みんなにもいう。
 まことくんのこといじめないで!」

泣きながら、言いました。

聞いた彼のお父さんとお母さんは、少しの沈黙の後、
おかしそうに笑い出しました。

「お嬢さん、このガキの友達なのか。
 そうか、そうか」

どうして笑っているのか、美咲にはわかりません。
まことくんはますます、顔を青くしていきます。

「おい、まこと、お前友達なんていたのかよ。
 そうかぁ……そりゃあ残念だったなぁ」

彼のお父さんの言葉の意味も、美咲にはわかりませんでした。

「こんなガキの友達なんかになったせいで、災難だなぁ。
 お嬢さんには悪いが、でもな、お嬢さん。
 大人の言うことは、ちゃぁんと聞かなきゃいけないよ」

美咲はやっぱり、首を振ります。
本当はこのことを誰かに言おうにも、
何をどう言っていいのか、実際のところ、何が起きていたのか、
美咲にはわかってはいなかったのですが、
彼は苦しそうでひどい顔色をしているし、
それに、美咲は知っていました。
彼はいつも、1人でした。
寒そうなかっこうで夜でも外に放り出されて、
100円ぽっちを渡されるだけで、
迎えに来てもらうことも、心配そうにされることもないようでした。
ずっと、ずっと、この1年間。
美咲は見て、知っていました。

もっと早く、誰か、
自分のお父さんやお母さんに、相談していればよかったのです。
それか、こんな覗き見のようなことをするのではなくて
ちゃんと聞いて、教えてもらって、
そうして大人の誰かに言ってしまっておくべきだったのです。

1年もの間、それをしてこなかったことを
美咲は後悔していました。
だから、せめて今、
このまま放っておいてはいけないと思ったのです。

「わからねぇか。
 おれの言うことが聞けねぇか。そうか。
 そりゃぁ……言うこと聞けるまで、わかって約束できるまで、
 しっかり教えてやらなきゃなんねぇなぁ」

彼のお父さんが、楽しそうに言いました。
とても怖かったけれど、美咲はもう、逃げようとは思いませんでした。

ギリギリと音がしそうなほど、掴まれた頭に込められた力が強くなったとき、
「あっ」
ドアのあたりにいた彼のお母さんが、声をあげました。

頭が痛くて、思わずぎゅっと閉じてしまっていた目をあけると
お父さんの後ろに、少年が立っていました。
真っ青な顔色で、少年は泣いていました。

「なんだあ?」

美咲の頭を離して振り返った自分の父親に、
少年は手をかざしました。

「やめて。その子はダメだよ、とうさん」

「っ、おい、やめろよ」

彼のお父さんは言いましたが、言いながら伸ばした手は少年に掴みかかる、その直前で止まりました。
止めに入ったらしいお母さんの伸ばされた手も、触れる前に止まります。

「……やめろ、わかったから。だから、それはよせ」

ぼろぼろと流れる涙を拭うこともなく、少年は言います。

「とうさんも、かあさんも、
 やっぱり僕には触れもしないんだね」

彼の両親は何も言えないまま、
触れないまま、困ったような怒ったような顔で少年を見ています。

「わかってるよ。
 とうさんもかあさんも、1度だって、ぼくのお願いなんて聞いてくれたことなかったから。
 それはもう、いいよ。僕のせいだ。わかってる」

何を言っているのか、美咲にはわかりませんでした。
けれど少年の両親の表情は、今は困っているのでも怒っているのでもなく怯えている人間のもので、
そこのことはハッキリとわかりました。

「だから、僕はいいよ。このままで。
 ちゃんと言うこと聞く。もうやりたくないって言わない。
 けど、この子はダメだ」

お父さんとお母さんは、がくがくと音がしそうなほどの強さで頷いています。
「わかった、わかったから……!」
必死でそう言う2人の姿を見て、けれどまことくんは首を振ります。

「……もう、信じられないから。
 この子のは、後で全部消しておくから。
 だから、今は、……ごめんなさい」

言い終わって、少年はまた涙を流しました。
お父さんに向けてかざした手はそのままで、だから彼はやっぱり涙を拭うこともせず、
「や、めろ……!」
そう言うお父さんの声にも耳を貸しませんでした。
また、あの虫が湧いて出てきました。
頭の中からでなく、彼のお父さんの体中から、虫達が出てきます。
ぶんぶんと飛び回るようにしているのに、僅かばかりも羽音は聞こえず、
虫達はまた、少年のかざした手の中に吸い込まれて行きます。

「いや……気持ち悪い、やめて、ねぇ、やめて……!」

そう言って後ずさりする母親に、彼はあいているもう一方の手をかざしました。
するとやっぱり、お母さんの体からも虫達が湧いて出て来て、
その虫達も少年の手の中に吸い込まれて行きます。

美咲はそれを、
何も言えず、ずっと見ていました。
虫を湧かせた彼の両親が、ずるずると体中から力を奪われるようにして床に沈んで行って、
やがて眠るように気を失ってしまって、
視界いっぱいに湧いていたはずの虫達が全て、彼の手の中に消えてしまってからも、
美咲は何も言えませんでした。

2人が倒れて、完全に気を失ってから、
少年はやっとで美咲に視線を向けました。
顔色はもう真っ白で、
ずっと小刻みに震えているのに、その姿はとても寒そうに見えるのに、
額からは玉のような汗をしたたらせています。
少年の顔を濡らしているのが汗なのか涙の跡なのか、見ている美咲にもわかりません。
けれど彼はもう、泣いてはいませんでした。
汗で額にはりついていた髪を、美咲はぬぐってやりたいとも思いましたが
体に力が入りませんでした。

「……まことくん、だいじょうぶ?」

何回も深呼吸をしてから、やっとでそれを言うと
少年は少しだけ笑顔を浮かべて言いました。

「だいじょうぶだよ。
 これやると、いつも、すごく疲れちゃうんだ。
 3人も、しちゃったから、ちょっと苦しいだけだ」

そこまで言って一度言葉を区切ると、
少年はまた泣きそうな顔になって、続けます。

「ごめんね。僕のせいで、怖い、思いをさせてしまった。
 本当に、ごめんなさい」

震えたその言葉を聞いて、
なんだか悲しくなってしまって、言われた美咲の方こそ泣きそうになってしまいましたが、
美咲も、もう涙は出ませんでした。

ゆっくりと、少年は美咲に近づきました。
しゃがみこんだまま動けない美咲の正面に座って、
彼はもう一度「ごめん」と言いました。
美咲はぶんぶんと首を振りました。それを見て少年は笑ってくれましたが、
その顔はやっぱり悲しそうで、苦しそうで、
見ている美咲は、どうしていいのかがわかりません。

少年が自分に向かって手を伸ばすのを、美咲はずっと見ていました。
お父さんもお母さんも触れもしない、と言っていた彼のその手を
美咲はなんとかして掴みたいと思いましたが、
なんだか体中から力が抜けてしまって、うまく動けないのです。
どんどんと体が重くなって、
体だけでなく、瞼もどんどんと重くなってきています。

(なんで……?)

視界の端で、
自分のどこからか出て来た、あの音のしない虫たちが
彼の手の中に吸い込まれて行くのを見ました。
あの不思議な何かを自分もされているのだと、やっと美咲にもわかりましたが
美咲はもう少しだって、
動くことも、声を出すこともできませんでした。

落ちて行く瞼を懸命に開きながら
泣きそうな、苦しそうな彼のことを抱きしめたいとも思いましたが
その願いが叶うことはなく、
瞼は落ち、意識が沈んでいくのを感じました。


***


気がついて目を覚ましたとき、美咲は家のドアの前にいて
「あんた、こんなところで寝ちゃっていたの?」
そう言って驚いているお母さんに肩を抱かれていました。

「えと、……うん。寝ちゃってた、みたい」

幼稚園から帰って来て、
「寒い格好しないように気をつけなさいよ」とお母さんに注意をされて、
遊びに出掛けて、
それから……
(わたし、どうしたんだっけ)
……それから、どこでどうしていたのか
美咲は思い出すことができませんでした。

誰か大好きな、仲良しのお友達と遊ぼうと思って出掛けたはず。
そんな気がしましたが、
大好きだったはずのそのお友達が誰なのか、
考えても考えても、美咲は思い出すことができませんでした。

自分の忘れてしまった「何か」が、その「誰か」が、
とても大切なもののような気がして、美咲は一生懸命に考えましたが、
どうしても、もう思い出せませんでした。

それからしばらくは、忘れてしまったその何かを思い出そうと試みましたが、
美咲の毎日は変わらずに過ぎて、
やがて数日が経ってしまったころにはもう、
何かを忘れてしまっていたことさえ、思い出すことはなくなっていました。

少年の思い出は美咲の中から完全に消えてしまって、
美咲がそれを思い出すことは決してありませんでした。


***


父親も、母親も、美咲までもが気を失って
目を開けているのが自分1人になってしまった室内で、
もう一度、マサキは泣きました。

頭も痛いし、息も苦しいし、体中が熱くてぼうっとして、芯だけが冷えています。
いつもなら到底我慢できず、静かに寝転がって休んでしまいたいところでしたが
マサキは涙を止められませんでした。

すごく、すごく、嬉しかったのです。

マサキは美咲の記憶を消しました。
1つ前の冬の日に出会ってから、この1年間の
自分に関する記憶を全て、跡形もなく。

抜き出した彼女の記憶は今、マサキの中にありました。
それでマサキははじめて、知ったのです。

信じることも、想像することもできませんでした。
自分が誰かから、こんな風に、こんなにも思ってもらえるのだということ。
美咲の中のマサキは、マサキ自身が思うよりもずっと
お兄さんで、頼りがいがあって、やさしくて、
あたたかい、人間でした。
得体の知れないものとして蔑まれることも、少しもありませんでした。
気持ちの悪い自分の手に触れたいと思い、
気味の悪い自分を抱きしめたいと思ってくれていました。

こんなにも自分のことを、ということが嬉しくて
泣き声ももう、おさえられません。

ぐちゃぐちゃになって、何も考えられなくなるまで泣いて、
泣いて、泣いて、
しゃくりあげるのも止まったころ、マサキは決めました。
美咲の記憶は、ずっと持っていよう、と。

自分のものでない、誰かの記憶を体の内に留めておくのは
とても、とても辛いことです。
他人の記憶という異物を、体中が追い出そうとしているかのようです。
けれど、マサキは決めたのです。

美咲に会う機会が訪れることは、もうきっとこの先、二度とないでしょう。
それでも、この記憶を外に出してしまって、
それが万が一にも、彼女の目に触れてしまって、それが原因で彼女が自分のことを思い出してしまったら、大変です。
彼女が、自分の両親にどれだけの恐怖を味わったのか、
それを今マサキは、自分の身をもって知っています。
これをもう一度彼女に体験させることなど、
絶対にさせるものか、と思ったのです。

それに、彼女がこんなにも怖い想いをしてしまったのは、
彼女が自分を想ってくれたせいなのです。
自分と会わず、自分と仲良くさえならなければ
彼女がこんな目にあうことなどなかったのですから。
だから、万が一にも彼女が思い出してしまったとしても、
また自分と関わりを持ってしまうことのないようにしなければならない、とも考えました。

「……」

はじめて、こんなにも自分を想ってくれた人が
もう二度と自分のことを、ちらとも思い出しもしないということ。
その原因は自分にあって、
それをしたのも、たしかに自分であるということ。

美咲にもう会わない、ということは
マサキには辛いことでした。
それはまるで、やっと知った呼吸の方法を自分の手で消してしまうようなものでもありましたが、
それでもいい、とも思いました。

マサキの中には、1年分の美咲の思い出が残りました。
マサキの中には、1年分の美咲の想いも残りました。
今はまだ切られるように痛い記憶ですが
これもやがては身体になじんで、消えない痕になって残ってくれるはずです。
それを得られたことは、とてもしあわせなことのようにも思えました。

「……」

もう少しして、動けるようになったら
彼女を家まで連れていかなければなりません。
薄暗くなって来た室内で、
眠る美咲の横顔を、マサキはしばらくの間眺めていました。



こうして2人は、おわかれをしたのでした。



***************

冬に出会い、別れた少年と少女は、
後にもう一度出会い、そうして再び別れることになりますが
それはまだ、ずっと先のお話です。

***************




(to be continued...)




……えっとこんな文末でお知らせですが、
来月は『真空パックと虹色眼鏡の物語』更新をお休みしますm._.m

せっかくのブログだし、ということで
実は『真空パックと虹色眼鏡の物語』
実際の季節と話の中の季節とをなるたけ合わせていたのですー。

なので、季節調節です^^;
あ、もう完結まで骨組はほとんど書けているので……
ちゃんと完結はしますので……!
こんなところで一回休みしてしまって
読んで頂いている方、本当ごめんなさい><。


合間に、また別の話をちょっとアップしていこうかと思っています。
『アルファベットの旅人』とか『ハミングライフ』とか『no named』とかと同じ世界です。

『ハミングライフ』が一番アレかな……森の家は出てこないけど。
こちらの方も読んで頂けている方には、少しはスッキリして頂ける(といい)かな、と……
思いま……す(不安)。


では来月、
別のお話でまた、みなさまとお会いできますように!!




※作品一覧はコチラです


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comment

No title

  1. 2012/07/25(水) 02:44:44 |
  2. URL |
  3. 八少女 夕
  4. [ 編集 ]
なるほど。

そういう事だったんですね。
それならなぜあっさり「別れよう」になっちゃうのよ〜。(号泣)
あまりにも切ない状態で、このまま待たされるのはなんですが、
その間、大屋敷のミスターの小説読んで、待ちましょうかね。

No title

  1. 2012/07/26(木) 09:19:15 |
  2. URL |
  3. TOM-F
  4. [ 編集 ]
こんにちは、TOM-Fです。

わわっ、怒涛の展開だ。
なんとな~く想像していた、マサキと美咲の馴れ初めが、ようやく語られましたね。そうきたかって、感じです。
まあ、消せるものなら、消したくなりますね、こりゃあ。
けど、美咲にとっては「なかったこと」になっても、マサキにはきつい記憶ですね。美咲の「思い」と同時に、それを消した「罪」も同時に背負ったわけですからね。
これはもう、美咲ちゃんに頑張ってもらうしかないですね。

って、え~。
作品外でも、まさかの展開だった(笑)

とはいえ、季節に合わせてっていうの、わかります。
あの伏字だらけの予告編も、めちゃくちゃ気になります。いろいろ当てはめてみましたが、半分も埋まりませんでした。我ながら、なんという想像力のなさ……。

期待と妄想を膨らませて、次話をお待ちしています。

Re: 八少女 夕 さん

  1. 2012/07/31(火) 20:56:05 |
  2. URL |
  3. 花舞小枝の春
  4. [ 編集 ]
八少女 夕さん、こんばんは!

> それならなぜあっさり「別れよう」になっちゃうのよ〜。(号泣)

すすすすみません!笑
ちょっと間あきますが、また残暑の秋になったら、
どうぞ見守ってやってくださいm._.m


> その間、大屋敷のミスターの小説読んで、待ちましょうかね。

ちょっとだけ異色、かもしれないので……
……こちらもどうぞよろしくおねがいします・v・;


お返事がすっかり遅くなってしまい、すみませんでした;_;
コメントありがとうございました!

Re: TOM-Fさん

  1. 2012/07/31(火) 21:00:33 |
  2. URL |
  3. 花舞小枝の春
  4. [ 編集 ]
TOM-Fさん、こんばんは!
お返事が遅くなってしまい、すみませんでした> <。

> マサキと美咲の馴れ初め

はい〜こんな感じでした^^;
です/ます調で書くことが普段ないので、とても楽しかったです・v・笑

> 美咲ちゃんに頑張ってもらうしかないですね

……・v・(自粛)


> 季節に合わせて

せっかく読んで頂いているのに、すみません…。
ブランクを持つこと、ちょっと緊張しています> <。
また秋になったら見守ってやってください〜;_;!!


> あの伏字だらけの予告編

よかった…!
半分も埋められてしまったら、なんかもうどうしようもないです。笑

コメントありがとうございました!

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