旅の空でいつか

ご訪問いただき、ありがとうございます
はじめましての方は、メニューの「はじめに。」や「作品一覧。」をご覧ください。
記事内容の無断転載は厳禁ですが、リンク&URLの転載はフリーです。ご一報いただけると嬉しいです☆
ブロとも申請は歓迎です☆
みなさま、どうぞ楽しんでいって下さいね*^^*

スポンサーサイト

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今夜は月が綺麗なので

  1. 2010/03/31(水) 00:30:10|
  2. その他(日記的なものなど)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

※作品一覧はコチラです



今夜は月が綺麗ですね。

こんばんは。
仕事の〆切に追われて、もう1週間近く、お話を書いていません。

春です。


これ、ただの日記なので、
興味のない人はBackもしくはコチラをどうぞ。
……ぜひどうぞ☆
(作品一覧へのリンクです)

おヒマな人は、
……読んでもヒマは解消されないかもしれませんが、
続きへどうぞ♪


続きを読む
スポンサーサイト

バトンに挑戦してみました

  1. 2010/03/27(土) 00:35:22|
  2. その他(日記的なものなど)
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

※作品一覧はコチラです



『境界線』の黒目さんからバトンいただきました*^^*
※3月30日、『I'm writing NOVEL』の神楽崎ゆうさんからも同じバトンいただきました*^^*


ブログでバトン、初体験です。
ありがとうございます☆☆


バトンになんて興味ねぇしww
という方は、
せっかくなので、コチラをよろしくお願いします♪笑

続きを読む

獣の庭_3 /A

  1. 2010/03/25(木) 14:10:33|
  2. ★完結★ 『アルファベットの旅人』シリーズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
←ひとつ前の『獣の庭_2 /A』はコチラです
←『獣の庭_1 /A』はコチラです
⇒関連作『獣の庭《in secret》 /A』はコチラです
※作品一覧はコチラです




“獣”は言った。


約束するのは、
家賃と食費と、日常の細々したものを購入するための資金。

今まで滞納していた家賃と、
十分に栄養をとるために必要なだけの食費。
それから、服とか、食器とか、暖をとるための燃料とか。

条件は、
オレたちの時間。

オレは「学校に行くこと」。
エレンは「庭をつくること」。
それにかかる費用は、全て“獣”が出す、と。


エレンがトイレに行っている間に“獣”は、
オレにそう告げた。

続きを読む

獣の庭_2 /A

  1. 2010/03/24(水) 05:00:48|
  2. ★完結★ 『アルファベットの旅人』シリーズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
←ひとつ前の『獣の庭_1 /A』はコチラです
→続きの『獣の庭_3 /A』はコチラです
⇒関連作『獣の庭《in secret》 /A』はコチラです
※作品一覧はコチラです




どれだけそうしていたかわからない。
たぶん、そんなには時間は経っていないはずだ。

オレは立ち上がると、膝の砂埃を拭い払った。

帰らなきゃ。
エリンが心配する。

ドアは目の前だ。

一度だけ深呼吸をして、オレはソレを開ける。

おかえりなさいお兄ちゃん!
エレンが笑顔で、出迎えてくれる。
ただいま、エレン。
オレは笑顔でこたえる。


助けてくれる人なんて、守ってくれる人なんて、
どこを探しても、いないんだ。

だったら
自分でどうにかするしかないじゃないか。

エレンは笑顔で、
いつもと変わらない笑顔で、オレを出迎えてくれる。


なんとかしなければ。
なんとしても。

エレンのために。

(いや、そうじゃなくて……)

オレ自身のために、だ。


この笑顔を、守ること。

母さんが死んだ、エレンが生まれたあの日から、
それだけが、オレの希望なのだから。

続きを読む

獣の庭_1 /A

  1. 2010/03/23(火) 01:27:46|
  2. ★完結★ 『アルファベットの旅人』シリーズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
→続きの『獣の庭_2 /A』はコチラです
⇒さらに続きの『獣の庭_3 /A』はコチラです
⇒関連作『獣の庭《in secret》 /A』はコチラです
※作品一覧はコチラです




厳しかった冬も、もうすぐ終わりを迎えようとしていた。
オレが初めて、あの“獣”の姿を見かけてから、
もうすぐ、ふた月になる。

あいかわらず生活は苦しかったけれど、
あたたかくなって来た最近では、
日がのびたせいか、
仕事も少しは遅くまでできるようになって、
ソレに従ってもらえる給料も少しは増えて、
どうにか今年の冬も無事に越えられそうだと、
オレは少しずつ、安心できるようになっていた。

6歳年下の妹、エレンも、
毎日元気に過ごしている。
今の生活には、
なにも、文句を言うこともない。
楽ではなかったけれど、十分だ。


あたたかくなって来た最近では、
オレは仕事中、時々エレンのことを考える。

一人でも、どこにいても、
気づけば「遊び」を見つけてくる、エレン。
オレの帰りを待ちながら最近では、
近所のおばさんたちに教えてもらった料理を作ってくれていることもある。
初めてエレンの作った料理を食べたときは、
なんか、泣きたくなったりもした。

いつの間にこんなこと覚えて、
いつの間にこんなこと、できるようになったんだろう。
毎日、毎日の積み重ねでは、なかなか気づかないけれど、
ちゃんと、育っているんだ。
それがとても、嬉しくて。

大体の場合は、外でひとしきり遊んで、
オレが帰ってくるころにエレンも家に帰ってくる。
そんな日々だったけれど。


自分が5歳だったときのことを思い出すと、
エレンは随分と、しっかりした妹だと思う。

オレが5歳だったとき。

父親が家を出て行って、
その頃はまだ、母さんが生きていて、
お腹の中に、エレンがいた。

エレンをお腹の中に抱えて、
それでも母さんは、オレたちを育てるために働いて、
オレはただ、母さんに守られて、
エレンが生まれることを単純に、楽しみにしていて。

エレンのように、料理のひとつでも覚えて、
疲れて帰って来た母さんに、食べさせてあげればよかった。
そんな風に思う。

今さら考えても仕方がないから、
だから今はその分もオレは、
エレンをちゃんと、育ててやりたい。

それだけが、今のオレの生き甲斐だ。


……あの、“獣”のことを考える。


初めて見かけたあの夜以来、
オレがそいつを見かけることはなかった。

噂によると、今でも時々、あの“獣”は、
この街の中で目撃されているらしい。
朝、あらわれて、
そのままどこかに姿をくらませて、
夜またあらわれ、大屋敷へと帰って行く。

あの夜のように「暴れる」姿も、
あの後、数週間ほど、見かけられたらしいけれど、
オレはそれを見ていないし、
最近ではそんなこともなくなったらしいから、
よくはわからない。

あの夜に抱いた「恐怖」は、
今はもう随分と薄れて、
オレの中にある気持ちは、元の通り。

1回、見かけただけだ。
けれどやっぱり、オレは、
アイツがキライだ。

あんな立派な屋敷に住んでいて、
何不自由ない暮らしをしていて、
それでも逃げ出すって、なんなんだ。
わからない。

よくわからないのは、当たり前だ。
金持ちの考えることなんて、オレにわかるはずがない。
オレたちの気持ちを、アイツがわかるはずなんてないのと同じように。

大嫌いだ。
あんな甘えたヤツ、大嫌いだ。

大屋敷は、
この街の中にありながら、
この街とは全く違う「世界」を持った場所だ。
自分から進んでしない限り、
オレがあの“獣”に関わることも、ないだろう。


そう、思っていたのだけれど。

続きを読む

温泉の町_2 /Z

  1. 2010/03/19(金) 20:44:02|
  2. ★完結★ 『アルファベットの旅人』シリーズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

←前編の『温泉の町_1 /Z』はコチラです
※作品一覧はコチラです




ほんの少しだけカーテンを開けると、
どうやら、すでに日は昇っているらしいことがわかった。

 散歩に行ってきます。
 そのまま、買い出す必要があるものも買ってくるね。
 お昼過ぎには戻ります。
 ご飯は、気にせずに食べちゃってください。
 __追伸
 しっかりと水分をとって、ゆっくり休んでください。

ユエに、そう置き手紙をして
ぼくは出かけた。

ドアを開けるとき少しだけウルフの耳が動いたから、
もしかしたら、ウルフのことは起こしてしまったかもしれない。

「……」

けれどぼくはふりかえらずに、
ドアを閉めた。



***************



昨日の夜、ぼくはユエたちに話をした。
育ててくれた人たちから、ものすごい大金を受け取っていること。
左目が、見えないこと。
いつになるかはわからないけれど、
たぶん、そんなに何年も先ではなく、右目も見えなくなってしまうこと。

部屋で、目のことを話したとき。

ユエは静かに目を閉じて、
そしてそのまま、何も言わなかった。

ぼくは、団扇をあおぎ続けた。
やがてユエは、握った右手を顔にあてて、
……顔を覆って、
けれどやっぱりそのまま、何を話すこともなかった。

ぼく自身、何を言っていいのかわからなくて。
だから、団扇をあおぎ続けた。

あおぎ続けて、
しばらくして、あおぐ手が疲れて来て、
それでユエに呼びかけたけれど、答えは返ってこなかった。

そのまま寝てしまったのかもしれない。
そうじゃなかったのかもしれない。

それはぼくにはわからなかったけれど、
毛布をしっかりとかけてやって、
そうしてぼくも、ベッドに入った。

眠りは浅かった。

何だか、何をどうしたらいいのか、
どう考えたら良いのかもわからなくて、
それでぼくは、早朝から
町歩きをすることにした。



早朝の町は、空気が軽い。
まわりの色も、いつもよりやさしい色をしている気がする。
どうしてだろう。
「夜」には、その前日のいろいろなことを洗い流してくれるような、
全てをリセットしてくれるような、
そんな力があるのかもしれない。

朝の町を歩くのは、とても気持ちがいい。
頭の中が整理できないときは、
こんな空気の中で
身体を動かすのが一番だ。

日が昇ったばかりの時間。
辺りはまだ、しんとしている。
時々、お店をやっているらしい人たちが準備をしているのを見かけるけれど、
まだ、みんな寝ているんだ。

静かで、やさしくて、
みんなが、それぞれの生活をしている。

そんなことを感じられるこの時間が、
ぼくは大好きだった。


(あんなこと突然言われて、わけがわからなくなるのはユエの方だよね、普通。)
昨日のことを思い出して、
ぼくは、そう考える。

そう、
困るのはユエのはずだった。

ユエは優しいから、決して言葉には出さないだろうけれど、
どうして、とか
困ったな、とか
どうしよう、とか
ぼくなんかより、もっといろいろ、思ったはずだった。


……どうして、言ってしまったんだろう。

続きを読む

温泉の町_1 /Z

  1. 2010/03/18(木) 10:42:23|
  2. ★完結★ 『アルファベットの旅人』シリーズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

→続きの『温泉の町_2 /Z』はコチラです
※作品一覧はコチラです




北西に向かって。

私とウルフと『Z』は、ただただひたすらに、進んでいた。
目指しているのは、2つの街。
「吹きだまり」と「冬の要塞」と呼ばれる場所だ。

その道中で私たちは、
ひとつの町に辿り着いた。

なんの変哲もない、
適度に飲み騒げる酒場があって、
生活に必要なものばかりを扱う小さな市場があって、
小さな小さな、宿がある。
特徴と言えば、その宿には小さな温泉があって、
その温泉は、それなりに気持ちがいいらしい。
その程度。
そんな町だった。


そこで私たちは、
次の町までの食料やらなにやらを調達すべく、
いつもの通り、
「旅のお医者さん」として、小銭稼ぎをしていた。



***************



宿からわずか数分の、
市場の端っこの端っこで、
私たちは小さなテントを借りて、診療所を開いていた。

病院に行く程でもないけど、心配な人。
病院に行った方がいいだろうことはわかっているけど、お金のない人。
旅のお医者さんがめずらしくて、覗きに来る人。

満員になるほどではないけれど、
私たちの診療所には、絶えず、そんな人たちがやってくる。


あるケガ人は、酔っぱらっているのか、
顔を少しだけ赤くして、
大きな声をあげて、やってきた。

その男は、明け方までいた酒場で
酔っぱらってケンカをして、
どこをどうした時に傷つけたのかは覚えていないものの、
腕に切り傷を作っていた。

ケガ自体は、大したことはないようだった。
ごく簡単な消毒を手際よく進めていく『Z』に、
私は消毒液やガーゼを手渡して行く。

手当を受けている最中、
前夜のケンカやら飲み比べの武勇伝をしゃべり放っていた男が、
手当が終わると、ふと、静かになった。
手当の終わった腕を、ただじっと見つめながら、黙っている。
「まだどこか、痛むところがありますか?」
聞いた『Z』に、男は答えた。
「あのよう……それがよう……」
そこまで言って、男は口をつぐむ。

続きを読む


NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY>>


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。